ゲンサイヤー LV07|渡航前の事前準備「日本の生命保険の契約にも気をつけて!!」

無事に海外旅行保険の準備ができても、まだ気を抜けません。あなたがもし、渡航前に日本で新たに生命保険に加入したいと思っているのなら、急いで準備をした方がベターです。さて、海外渡航する際は、日本の生命保険はどうなるのでしょう?

先に結論:日本の生命保険は、海外渡航者が新規加入できないところが大半。渡航前に手続きを終えた方がベター。が、昨今は海外在住者でも契約できる保険も出てきているので、そんなに焦らなくても大丈夫。ただし、海外永住が目的の場合は加入を断られます。

結婚や出産をタイミングに海外移住する人も多いかと思いますが、その際に考えるのは「生命保険」をどうするか? でしょう。そんな貴方のために、この記事ではゲンサイヤーの生命保険事情についてご紹介いたします。

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海外在住者でも、日本の生命保険への新規加入が可能に!!

ボクが海外生活を始めた10年以上前、その当時、子供が産まれるということもあって生命保険に加入することを考え始めました。しかし、プランを数社に絞り込んだ後になって、海外在住者は新規で生命保険に加入できない (2009年当時)、という事実を知らされて愕然としたのを覚えています。

その後は「保障額の高い保険を買うつもりもないし、保障額の低い保険は意味がない」と考えるに至り、このかた人生で一度も生命保険というものをボクは購入したことがありません。

さて、時は流れて時代は令和。こちらの「オーキッドFP税理士事務所」の記事を見てもわかるように、“企業のグローバル化が進み海外在留邦人は130万人を超え (令和4年度) ている昨今、「日本の非居住者」である海外赴任中の方であっても、新規の加入を認める保険会社” が出てきています

しかしながら、海外からでも加入できる生命保険のプランは必然的に数が限られてくるので、余裕があれば渡航前に必要な生命保険には予め加入しておいた方が良い、というのは言わずもがなでしょう。

海外在住者の生命保険、どこの会社が受け付けてくれる?

すでに海外在住を開始してしまっている人は加入できる生命保険の数が限られていることは上述のとおりですが、では、実際にどこの生命保険会社が受け付けてくれるのでしょう? 以下に2024年1月時点の情報を簡単にまとめてみました。

1) オリックス生命:◯ (参考リンク)
サイト上で「渡航期間、渡航目的、渡航場所、渡航先での仕事内容」を確認のうえ、「渡航期間中、確実に連絡がとれる国内の連絡先を指定」することを前提に、検討してくれることが明記されています。担当者によりけりという部分もあるでしょうけど、加入できる可能性は高そうですね。

©オリックス生命保険

2) チューリッヒ生命:◯ (参考リンク)
サイト上では「永住の場合はご加入いただけません」と明示されていますが、その後に「一次的な移住の場合でも、移住先や期間によりご加入いただけない場合があります。また、お申込み手続きが完了後、保険証券をお受け取りになる前に海外渡航される場合もご加入いただけません」と書かれており、ダメじゃない=加入できる可能性あり、と読めますね 👍

3) ライフネット生命:X (参考リンク)
上記2社とは違って、サイト上で明確に「申し込み時点で日本国内に居住されていることを申し込みの条件」と記されています。ですので、ライフネット生命は完全に不可能です。

海外在住者が保険に加入できる条件とは?

では、加入する際にはどのような条件が求められるのでしょうか? さきほどのオーキッドFP税理士事務所の記事を見てみると、海外在住者が日本の生命保険に加入するポイントは以下の5点:

  1. 海外滞在が永住目的ではなく、将来日本に戻る予定
  2. 日本国内に確実な連絡先がある
  3. 日本国内に銀行口座を保有し、保険料の支払い及び保険金の受取りが可能 
  4. 申込み手続きから契約成立 (保険証券の受取り) まで日本国内に滞在中 
  5. 海外の滞在先が外務省海外安全ホームページの「危険情報」のレベル指定を受けていない

見る限り、海外在住者の99%が上記に該当するでしょうし、ハードルは全然高くありません。保険会社も客商売なので、法律許す限り、リスクが低い限り、海外在住者とはいえ新規顧客はありがたい存在なのでしょう。

ちなみにわたくしタマダの場合、MS&ADとソニー保険に生命保険加入について問い合わせたところ、両社ともに「帰国まで3年以内を予定していること」が加入の条件でした。また、申し込み時に対面での面談が必要 (=日本国内に滞在中) だということだったので、保険加入は諦めた次第です。

加入中の生命保険は、海外在住中も保障されるので安心!! だけど、「海外渡航届」提出は忘れずに!!!

海外在住時に新規加入するなら当然なんですけども、加入中の生命保険は海外に在住中であっても日本国内と同様、約款の規定に基づいて保障がなされるので安心です。もちろん、保険料の払込みが継続して行われている前提ではありますが。。🐶

ただし、保険会社によっては渡航前に「海外渡航届」の提出があらかじめ求められているので、注意が必要です。「渡航期間中の請求方法 (日本国内の代理人経由 or 日本帰国時に請求 or 海外から直接請求)」などについての報告義務があるためです。

まとめ

資産を効率よく築き上げるためには、無駄な出費を押さえつつ、無断な保険にも加入しないことが必須であると言われていますが、いま考えると、ボクの場合 (40歳超で貯金がないこともない) は保険に加入しなくて良かったな、と感じているのが正直なところです。

ただ、まだ子供が小さいような人は、学資保険や生命保険など色々と考える必要はあると思いますので、まずは自分に何が適したプランなのかを色々と調べて検討してみてください。家族全員に関わることなので、自分ひとりで保険の加入の有無を決定するわけにもいきませんしね。

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