真夏に『諸葛八卦村』を二年ぶりに再訪、沸騰目前のホットさは相変わらず!?

2020年6月に初めて訪れた「諸葛八卦村 (诸葛八卦村)」。その際の体験記事は こちら にまとめた通りですが、いつか涼しいときにもう一度行きたいとそれ以来思い続け、この度、ついに2年ぶりの再訪を果たしました!

ま、またなぜか真夏なんですけども・・・(笑) ま、それはともかく、今回は村の中に二泊して、諸葛村を前回以上に満喫してきましたので、その時の様子をこちらでご紹介いたします。

車なしでもOK!! 超快適、上海〜金華 (高鉄) +タクシーで諸葛村へ

前回の滞在時は上海からレンタカーを使って村を訪問しましたが、思いのほか遠くて、、その距離実に350km。渋滞なし休憩なしでも4時間の道のりです。この度は上海虹橋 (上海虹桥) から金華 (金华) まで直通の高鉄 (高铁) に2時間弱乗り、その後、タクシー移動で1時間 (約100元)、待ち時間合わせても3時間ちょっとで諸葛村に到着しました。

高鉄の車両内は自由に動けるし、好きなようにビールも飲めるし、交通手段が途中で変わって気分転換にもなるし、上海からだと高鉄+タクシーでのアクセスの方が断然オススメ!!

赤色星印の場所が「北門」、そのすぐ右下にある池が「上塘」

今回は村の「上塘」にある宿に泊まることになっていたので、タクシーには正面入口ではなく、上塘から近い北門すぐ裏の駐車場まで行ってもらいました。そこから上塘まで歩いて5分。ほんと、快適この上なしです!

北門から諸葛村に入ってすぐのストリートの様子

ゆっくり観光するなら、村に宿泊し、門票割引をゲット!

諸葛村内に点在する各観光施設は、基本的に朝8時から夕方17時までの営業です。また、チケット/門票 (门票) がないと、施設内の見学をすることができません。

初日に大公堂に入ろうとしたところ、チケットなしですぐに追い出された後の景色・・・

諸葛村内の宿泊施設に泊まる人はこの門票なしに、チケットを購入することなく村内へ入ることが許されているのですが、でも、それがないと肝心の施設内見学ができないので門票はおのずと必要となります。。。しかし、門票には宿泊者割引があり、90元の入場料が60元に割引されますので、まずは宿にチェックインし、宿の人に門票を買いたいことを告げ、割引価格で購入すればお得です。

明の時代に建立された「雍睦堂 (Yong Mu Hall)」

門票購入後すぐ、前回の訪問時に行くことのできなかった「雍睦堂」へとまずは向かいました。この雍睦堂は明の正德年間 (1506〜1521年) に建てられたのですが、500年以上の歴史を誇るここは今、蝋人形館として使用されています。

清の時代に諸葛村から同時に3人もの科挙合格者が排出された、というストーリーなどが蝋人形で展示されていますが、特になんということもありません。。他には正面奥には諸葛亮を描いた絵が掲げられているぐらいかな。

他には特筆すべき施設でもないのですが、周辺の雰囲気が良い感じに自然にくたびれていて、写真に収めたくなるシーンにいくつか巡り会える場所なので、息抜きには調度良いでしょう。

街を一望できるイチオシの写真スポット「天一堂」

ここは諸葛亮から数えて47代目の「诸葛棠斋」が1863年に開業した薬屋「天一堂」の記念堂。建物に入ってすぐ、創業者の展示や各種薬の展示だけで終わり、と思いきや、少し奥に入ると (どう見ても味気ない) 民宿「天一堂花园公寓」があり、その奥の階段を上っていくと庭園に到達します。

この庭園には百種を超える薬草が植えられており、緑がいっぱいの安らぎスポット。また、高台にあって街を一望できるので、絶好の写真スポットでもあります。広い空と一緒に、街の様子をワイドに抑えることができるため、日没前後に行けば更に美しい風景写真を期待できることでしょう。庭園は予想よりも結構広いので、見学するのに30分は最低見ておきたいですね。

おしゃべり&世話好きの主人が営む「澹明轩 (澹明軒)」はマスト!

村内の観光が一段落してコーヒーが飲みたくなったため、「丞相祠堂」の向かい側、正面入口方面の土産物屋が並ぶ北漏塘のあたりへと向かいました。ボク調べによるとカフェが1〜2軒あったはずなのですが、真夏だからなのか、コロナのせいなのか、ここの通りの店は半分ほどが閉まった状態。。2年前はこんなじゃなかったはずなのに (泣)

そんな折、困っていたボクを救ってくれたのが、澹明轩の主人、何さん。「おい、日本人か? コーヒーおごってやるから、こっち来い」と言われるがままに、彼の経営する民宿「澹明轩」にお邪魔することに。実際、ここは宿泊先候補の1つでしたが、立地がイマイチで村に似つかわしくない「北欧調の部屋」がネックで候補から外したのです。が、まさかこんな形で訪問することになるとは・・・ (笑)

コーヒーをご馳走になった、澹明轩の宿のロビー

話を聞いていると、この何さん、村で民宿やレストラン、お茶屋など6軒を経営する敏腕のオーナー。趣味で写真や絵描きなどもしており、作品をたくさん見せてくれます。村の上塘にあるギャラリー「澹明轩艺展堂」には彼の作品が大量に展示されており、オリジナルバッグの購入まで可能です (!) 

諸葛村随一、洗練された味のレストラン「澹明軒」

「丞相祠堂」からほど近くにある「澹明轩」は1階で食事ができて、2階が民宿 (2017年開業、合計4部屋でキレイです) という造り。ここでは村内で一番洗練された、美味しい食事にありつけます。が、ボクが今回訪問した時は食材や準備に制限があるため、いきなり訪問しても「いますぐは無理なんで、予約してください」と言われて門前払いをくらいました。。

気を取り直し予約後に再訪したところ、オーナーの何さんに再開し、ここの宿の歴史や物語を色々と教えていただきました。もちろん、彼の描いた作品も数多く展示されています。肝心の食事は以下のような感じ。

予約時に食べ物の好みを伝えれば、それに即した材料を仕入れて料理してくれます。味が良いのが有り難いのはもちろんのこと、出されるビールがキンキンに冷えてるし赤ワインも備えていて (行った時は3本しか在庫がなかったけど) 非常に居心地も良いので、気持ち良く酔わせてもらえます。

村の復興に貢献、偉大な「诸葛绍贤 (諸葛紹賢)」が親族

この澹明轩を訪れて一番驚いた点としては、オーナーの何さんの母方のお爺さん (中国語で言う、彼の「外公」) は诸葛绍贤 (诸葛芳绍贤) という方で、大公堂に掲げられた「武」「忠」の二文字は彼の手によるものなんだそう。

ちなみに、諸葛亮の三代目以降の正式な資料がほとんど残っていなかったこともあり、1990年以前は諸葛村の存在自体がほとんど世間に知られていなかったそう。1990年に「大公堂」の修復が開始された際、当時温州に移り住んでいた诸葛绍贤 (当時70歳) へ連絡が入り、修復事業に参加、それをきっかけに村の存在が一躍知られることになったんだとか。

レストラン内でゲストをおもてなす何さん

そんな、アーティスティックで凄腕のビジネスマンでおしゃべり好きで、実質的な村長!?!みたいな存在の何さんの詳細をもっと知りたい方は、以下を見てみてください。

諸葛村、他にどこで食べる? どこで飲める??

さて、諸葛村は小さな村なので、観光地とはいえ、村の中 (+すぐ周辺) で食事ができるレストランの数は限られておいて、上述の澹明轩のように予約必須のところもあったり、営業時間が極端に短かったりするようですが、実際に訪問した場所をここにいくつか紹介いたします。

諸葛村ナンバー1評価のレストラン「古街飯店」

レストランAPP #1の「大众点评」で調べたところ、諸葛村内で一番の評価を得ていた店。宿から近かったこともあり、初日のチェックイン後、すぐに向かいました。が、ここ、前回も訪れたレストランでした (笑)  

前回の記事 でも紹介したとおり、ここは有名人も数多く訪れるレストランで、壁には店の主人が有名人と一緒に撮った写真が数多く飾られています。ここでは特産料理である農家土鶏煲 (农家土鸡煲)、当地の野菜料理、(たぶん) 本地牛肉をオーダー。

滋養タップリなチキンは適度なコクがありつつも、あっさりしていてとっても美味。ビール以外に杨梅白酒 (ヤマモモ味)、草莓白酒 (ストロベリー味) を飲みましたが、前者は薬草的な臭いがキツいし白酒の臭みがより強調されていて飲み終えられず、、でしたが、後者のストロベリー白酒は美味しく最後までいただきました。

レストラン以外で店内で酒を飲むのは、、(ほぼ不可能)

前回来た時に訪問した「梵尘文创基地」(※「梵客」だと思い込んでいましたが、正式名は「梵尘」でした・・・)、中にバーやカフェがあったはずで、今回楽しみにそこを訪れたのですが、カギが閉まっていて中に入れず。。。もう閉店してしまったのでしょうか。。微信 Wechat の公众号 (オフィシャルアカウント) を見てみましたが、2019年5月以降更新が途絶えていて、もうやってなさそうですね。。。悲しい (涙)

扉の閉ざされた「梵尘文创基地」と、周囲のどこか寂しげな様子。。

結局、大众点评で他のバーらしき場所を探してみても、それらしき店は見つからず、一番近くのバーでも20kmの距離 (!!) ということで、食事後に他で酒を飲むことは諦めました。結局、北門の先にあるスーパーでワインとビールを購入し、宿に戻って楽しみましたとさ。ちなみに、スーパーの外卖 (デリバリー) を頼むことも試みましたが、配送まで1〜3日かかるようですw

高レビュー評価に違わぬクオリティの宿「兰溪昱栈民宿

夜の落ち着いた諸葛村を見たい、日没後の村民のリアルな生活を見てみたい、と思い、今回は村の中に宿泊たのですが、環境が良くて (上塘/下塘近辺)、レビューの評価が良くて、昔ながらの雰囲気のある宿、ということで探した結果的、この「兰溪昱栈民宿」一択となりました。

とにもかくにも「上塘の池の目の前」という素晴らしい立地は「素晴らしい」の一言。この美しい景色は、特に夜にテラス席でビールを飲むと格別です (真夏は夜でもめっちゃ暑いですが・・・)。建物内部はどこも超清潔でセンスが良くて管理も行き届いており、スタッフのフレンドリーで優しいサービスも◎。

テラス席から望む上塘の景色

部屋内はなぜか「トイレのドアがない」という大きな欠点があるものの、、シャワーの水圧は全く問題ないし、マットレスは適度な堅さで (むしろ自宅よりも良いぐらい)、とても快適。朝食は麺や野菜、蒸しもの、お粥に油条等々、一通りあって味も良し。また、小ぶりではありますが屋外プールもあるので、真夏の滞在時は非常ーーーに有り難かったです。

まとめ

一度行ったことのある観光地にわざわざ二度も足を運んで、しかも泊まる、という行為はほとんどしたことがないボクなんですが、この諸葛村は是非とも宿泊してユックリしたいと思わせる、そんな魅力に溢れる村です。

街角にあった村のルール (左) と、消防責任者のリスト (右)  やはり「諸葛」姓の人ばかり・・・(!) 

まだまだコロナが幅を利かせている期間だったので、毎朝PCR検査を近場で受ける必要もあったり、同じ金華市内でコロナ陽性者が少なからず出たりして不要にドキドキハラハラさせられもしましたが、1泊すれば十分なところを、2泊してゆっくりダラダラ過ごすことができ、とても良いリフレッシュができました。

さすがにもう三度目の訪問はないと思いますが、またの機会があれば同じ宿に泊まって、同じレストランで食事をしたいですね。とにかく、今回はそんな風に思わせてくれる魅力的な場所に巡り会えて良かったです。

最後に、どうでもいいことなんですが、諸葛村には必要以上に散髪屋がたくさんあったんですが、あれは何なんでしょう? 頭が良い人は髪の毛が伸びるのが早いから、それに伴って散髪屋がいっぱい増えたとか!?!? 諸葛村の謎は深まるばかり。。。w

XXX

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