中国人美女にも大人気の内モンゴル「トンゴリ砂漠 (腾格里沙漠)」を訪問!

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トンゴリ砂漠 腾格里沙漠 腾格里景区露营基地

内モンゴル自治区の南西部に位置し、中国で4番目に広い砂漠である「トンゴリ砂漠 (腾格里沙漠)」をこの度訪れてきました。寧夏回族自治区 (宁夏回族自治区) の銀川から車で簡単にアクセスできる場所なので、超SNS映えするその景色は中国人美女の間でも超人気です。

写真を見るだけだと「キレイでいいなぁ~」と思いがちですが、、やはりここは中国の田舎なのでw、色々苦難もありましたがそれなりに (?!) 楽しい一時を過ごすことができました。今回はその時の体験をこちらでご紹介します。

面積約37,000㎢を誇り、中国で4番目に広い「トンゴリ砂漠 (腾格里沙漠)」

トンゴリ砂漠 (腾格里沙漠)」は中国四大砂漠の一つで (他にはタクラマカン砂漠、クルパンテュンギュト砂漠、バダインジャラン砂漠)、 面積は約37,000㎢、中国で4番目の広さを誇る砂漠です。別名「トンゴリ砂漠」「テンゲル砂漠」とも呼ばれ、モンゴル語では「Тэнгэр цөл (Tenger tsöl)」と記されます。

腾格里景区露营基地 トンゴリ砂漠 腾格里沙漠 Tenger desert 内モンゴル 内蒙古 Inner Mongolia

このトンゴリ砂漠は平均標高1,200mの高いところに位置し、東側にはワイナリーで有名な賀蘭山 (贺兰山) が広がり、南側ではあの万里の長城に接しているという、非常にダイナミックでなかなか神秘的でなところです。

「トングリ」はモンゴル語で「果てしなく大きな空」を意味し、また、トングリ (テングリ) は遊牧民族に共通な「天上世界」「天上神」「運命神」「創造神」を意味する概念であるとされています。

寧夏省銀川から車で約3時間、絶景のトンゴリ砂漠 (腾格里沙漠) へ

上海から銀川 (银川) までは飛行機で3時間。コロナ渦のため空港は厳重体制下でしたが、到着前日に受けたPCR検査の結果を提出しパスポートと宿泊先情報を伝えれば、すんなり通してもらえました。

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車中から望む賀蘭山 (贺兰山)

まずは銀川市内で友人と合流し、ホテルでチャーターした車ででトンゴリ砂漠を目指します。40分ほど車を走らせると数々のワイナリーが集まる賀蘭山 (贺兰山) が見えてきて、その後ほどなく内モンゴル自治区内へ。

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銀川のある寧夏回族自治区 (宁夏回族自治区) と内モンゴル自治区との境には、ご覧の写真のとおりゲートっぽいものが一応ありますけども、他には特に何も特筆すべきものも見当たらず、すんなりと、かなりあっけなく内モンゴル入りしてしまいました。。(!!)

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その後、プロのドライバーでさえ猛烈な睡魔に襲われてしまうるという、恐ろしく単調でとにかくどこまでも真っっっっ直ぐな道がひたすら続きます。味気ない荒野が広がっており、まるで火星かと思えるほど。

道中では放し飼いの羊、馬、ヤギなどにひっきりなしに遭遇するほどの動物王国状態なので、所々でドライバーに停車してもらい、その都度その美しい景色を写真に収めました (ほどなくしてその景色にすぐ飽きますけどね・・・)。

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銀川市内から約3時間ほどで、目的地のトンゴリ砂漠内の宿近くに到着。宿は砂漠のど真ん中にあるため、4WD車でないとアクセスができません。ゆえに、宿近くの幹線沿いで宿からの迎えの車が来るのを待ちます。

10分ほどして年季の入った4WDに乗り込み、宿へと向かいますが、運転が荒いのなんの。。砂漠での運転に慣れきっているドライバーなんでしょうけども、ここは何せ中国だし運転ミスって横転した日にゃ・・・と最悪の事態を想像するの、そんなことも杞憂に終わって宿に無事到着できました。

360度広がる砂漠の絶景を堪能し、至れり尽くせりの快適な宿・・・(!?!)

ボクがこの度宿泊したのは「腾格里景区露营基地というところで、今の時期でも外国人が宿泊することのできる、貴重な宿です。実際今回、近場で施設がより充実している「中卫沙漠星星酒店」に泊まりたく問い合わせてみたところ、このコロナにやや敏感なこの時期は外国人お断りでした (涙)

そうこうして、ワンランク下の腾格里景区露营基地に泊まることになったのですが、実際に到着してみると、可もなく不可もなく、アジアの旅行先の宿だよなぁ、という感じのクオリティ (でも、写真で見るとすんごくキレイな感じに見えますね・・・)。

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中央の車が停車している場所がフロント&皆が集うエリア

敷地内の真ん中にフロント&皆が集うエリアになっていて、そのすぐ目の前に2~3人用のテントが約30張、小さい小屋が20ほどあります。フロントの上に上がったエリアには大きい、4~5人の家族用テントが20程設置されており、さらにその奥には30ほどテントが見えました (が、この連休期間中でさえ、誰も使っていない模様)。

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4~5人の家族用テントエリア

昼は暑く、夜は冷え込むけど、満面の星空を思う存分拝める!! はずが・・・

今回宿泊の目的のひとつは「星空」で、そのために19:40の日没時間までに間に合わせるため、夕方に宿にやって来たのは良いのですが、17時を過ぎても暑いのなんの。。。8月後半の夏だから仕方ないとは言え、とても日なたで過ごすことなどできないので、他の宿泊客と話をしたりして時間を持て余す時間を潰します。

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ちなみに、そこで出会った中国人女性2+男性2のグループは女性の「映え写真撮影」のために遠くから旅に来ていて、家族3人のグループは犬と娘のために銀川市内から遊びに来ていた人たち。日本人は滅多に来ないらしく、宿の人も「日本人! 日本人!」と何やら喜んでいましたよ・・・

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さて、19時を過ぎた頃には辺りもだいぶ涼しくなってきたので撮影の開始。この日没前後が一番快適に過ごせる時間帯で、その後は真夏とはいえ風に当たると肌寒いほどです。

結局、ボクは21時頃まで撮影をしてテントへと戻りましたが、友人は22時頃まで撮影を継続。結局、その日は好天に恵まれたものの、月の光があまりにも強すぎたため、星はほとんど目にすることなく終わってしまいました。。。(涙)

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ただ、Ctripの宿のレビューを見ると “最重要的是真的看到了满天星星”と書かれているので、月明かりが強烈でない時の星空は想像を絶するほど美しい!!! (はずです!)

宿での飲食は、120元で朝/夕/夜食を食べ飲み放題!

宿の周りには何もなく、近くの街へは車で20分ほどの距離なので、必然的に飲食の大半は宿で済ませることになります。宿泊した腾格里景区露营基地では、一泊一人120元払えば泊まる日の夕食、夜食、翌日の朝食を全て提供してくれて、ビール含む飲料も飲み放題です! 実際にボクが食したのはこんな感じ:
 【夕食】肉の炒めもの、野菜炒め、キュウリ、ご飯
 【夜食】羊肉の串焼き
 【朝食】スープ、ドーナッツ、蒸しパン、漬け物

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この値段とこの宿のレベル (&いかつい外貌のシェフ) から考えると、味は全然悪くありませんでした。ただ、ビールも水も冷えたものが皆無なのが残念。。(!)

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朝食

この食べ放題システム、到着時はよくその内容がわからなかったので各スタッフに色々聞いていたのですが、その説明内容がイマイチよくわからず、誰に聞いても最後は「ラオバン (ボス) に聞け」の一点張り。結局、そのラオバンが誰だったのかさえ、最後までわからずじまいでした・・・hhh

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メインのダイニングエリア・・・

っすり就寝できず・・・ & 衛生面は標準以下 QAQ

リーズナブルなお値段で砂漠の中のテントにお泊まり、ということで、はなからクオリティを期待していたわけではありませんが、全スタッフが野郎のみということもあり、衛生面は標準以下でしたね (涙)

まず、到着後に自分のテントに荷物を置きにいったら、ベッドの上にも結構な砂が残っていて、長い髪の毛も数本チラホラ・・・ 敷き布団上に砂が多かったので、ボクは結局、敷き布団の上にそのまま寝ました。

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シャワー、トイレは当然ながら共同です。男女共用のトイレ内はゴミ箱がいつ行っても満杯だし、コンテナのような建物なので昼間は暑すぎて「大」をする気など全く起きません。シャワーはさすがに男女別々ですが、2つあるシャワー室の1つはフロアが砂だらけになっていて使い物にならず、もう1つも辛うじてチョロチョロ水が出る程度。

夜は肌寒いのでお湯が出たのには助かりましたが、石けんもシャンプーもタオルも何もないので、あらかじめ用意していく必要ありです。洗面台にはなぜか新しいドライヤーが置かれてましたが、辺りはゴミが散乱し放題。「全スタッフが野郎のみ」に納得です。

そんな試練も楽しみつつ、早朝のフライトだったこともあり疲れていたため22時半に就寝。しかーし、すぐ隣のテントは良い感じで盛り上がっていて、2時頃まで夜通し熱いトークが続いていました。そのおかげでなかなか寝付けず、、(死亡)

まとめ

普通、砂漠テントに宿泊する人たちはラクダに乗ったり、砂上スキーを楽しんだり、様々なアクティビティを楽しむものなんですが、ボクも友人も過去に外国で経験済みだったため、そういったアクティビティには見向きもせず、宿の人にも呆れられてました。

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それでも、大自然に身を委ね、美しい風景をカメラに収めるだけで満足できるような環境ですし、銀川市内からも割と簡単にアクセスできるので、チャンスがあれば是非ともトライしてみてください。

ちなみに、ボクらが銀川市内のホテルでチャーターした車は1.5日で1000元 (約16,500円) でどこにでも行ってくれますし、快適&便利なことこの上なし。また機会があれば、次は違う宿に行ってみたいです!

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