三国志の劉備と諸葛亮孔明が祀られている「成都武侯祠」を訪問

数ある武侯祠の中でも最大規模と言われる「成都武侯祠」にこの度行って参りました。成都の人気観光スポットとして知られているため、文字どおり人で溢れかえっており、本堂に辿り着くだけでかなり大変でした。。

以前には河南省にある『南陽武侯祠」を訪問しましたが、そことは全く違う雰囲気の場所で、とても興味深く拝見させてもらいました。今回は成都武侯祠訪問時の様子と、成都観光について記事にまとめてみましたので、ご覧下さい。

成都観光には必見の「成都武侯祠」とは?

成都観光の必見スポット、成都武侯祠は成都の市街中心部に位置し、約4万平方メートルの広大な庭園敷地内に諸葛亮孔明を祀る霊廟や、劉備が埋葬されている恵陵などがある他、霊廟内には諸葛亮や劉備はもちろんのこと、関羽や張飛などの武将の塑像が並んでいます。

現存する建物の多くは清の時代に再建されたもので、1984年に成都武侯祠博物院として成立し、2008年には「国家一级博物馆」として認定されました。また、国家4A级旅游景区 (国家AAAA級旅遊景区) にも指定され、数ある三国志の聖地の一つとして崇められている貴重な場所です。

実際に園内に入ってみると、霊廟など見られずそのまま出口へ・・・

最寄りの地下鉄の駅から歩くこと10分足らずで武侯祠の入口に到着。労働節中なのでどこもかしこも人だらけでしたが、チケットを買うこともなく健康吗を見せるだけですんなり園内へ。混雑を避けるため、園内は経路が決められており、みんな一列になってゾロゾロと同じ方向を目指します。“観光させられている”気分が何とも言えない感じ (笑)。

10分以上歩き続けてもなかなかそれらしい建物が見つからず、メインの廟はいずこへ!? と思っていたところ、出店がいっぱい並ぶメインストリートのようなところへ辿り着きます。ここは人混みがさらに激しい。。。

メインストリートにあった、願掛け?のフォトスポット

土産物屋や変装写真館など、色んな店が軒を連ねていますが、大半が飲食店。どう見ても旨そうに見えないイカの姿焼きや、肉の焼き串を食らう人がいっぱいいますが全く食指が動くこともなく、ボクは夏ということもあって生まれて初めて「冰粉」を食べました。口当たりは甘すぎず、非常にさっぱりしているので日本人の口に合うこと必至のテイスト。

見た目も色味が鮮やかで美しいことこの上なし! その後、人の流れに身を任せながら目的地目指して突き進むと、なんと、出口に到達してしまったのでした。。。

諸葛亮を祀る霊廟を見るには、チケット購入 → 別の入口から入場

庭園コースを終えて出口に到達し、そのまま右方向へ向かうと、そこで初めて目にするチケット売り場を発見。庭園入口よりも混雑している状況なのに、なぜかガラ空きの窓口があったのでチケット購入を試みるも、なんと、そこは現金のみ (!!)

そりゃ田舎くさいジジババしかおらんわな、、と思いつつ気を取り戻し、近くの券売機に並ぶ列にジョイン。5分ほど待って無事に支付宝でチケット購入完了。大人50元なり。中国人の身分証がないと買えないみたいなアナウンスが聞こえましたが、まるで問題ありませんでした。

いざ、諸葛亮を拝みに行くも、そこで待ち受けていたのは劉備!?

本堂があるエリアは庭園部とは雰囲気がまるで違っていて、やっぱり何か引き締まったような空気感が漂い、「聖地にやってきた!」感が高まってきます。日本的に言うとパワースポットなんでしょうかね、なんて思いながら奥へ進みます。

ドキドキワクワクしながら奥へ行くと、そこに偉大な諸葛亮の像が鎮座しています。ただ、「成都の諸葛亮はあまり諸葛亮っぽくないなぁ。。。」と思いながら写真を撮っていると、一緒に来ていた友人から「これは劉備みたいですね」の一言。そりゃそうだろうよ!!! (汗) ったく、紛らわしい (笑)

諸葛亮だと勝手に思い込んでいた、劉備元徳

さらに奥へ進んでいくと、いかにもラスボスという感じで諸葛亮様のご登場。サイズもたたずまいも、これぞ孔明!という感じで一安心。ここもとにかく人人人なので、一通り写真を撮り終えたらさっさとその場を立ち去りました。

こちらが本物 (?) の諸葛亮孔明

その他の成都名物:四川料理、客寄せパンダ、ウサギの頭!

成都と言えば、中国四大料理のひとつにも数えられる四川料理、を食さないわけにはいきません。今回は実質一日半ぐらいしか遊ぶ時間がなかったので、厳選した以下の二軒を堪能してきました。

1) 回水镇|今回滞在した339のすぐ近くのホテルから歩いて10分ほどの距離にある、四川江湖菜のレストラン。ご飯時には人気店の証しとも呼べる「行列」が見られるところで、かなり遅めの20時頃に行った際にも20分ほど待たされました。名物らしいカエルの肉の料理と、何やら辛い野菜wをオーダー。味わいのある店の雰囲気も相まって、非常に美味しゅうございました。

カエルの肉の料理

2) 蓉城码头老火锅|こちらもホテルの近くで、歩行者天国の望平滨河路沿いに位置する火鍋料理レストラン。辛いモノが苦手のボクらにぴったりな、3種類の火鍋スープを選択。辛い+キノコ+トマト?のスープで、どれもメッチャ美味しい (はず)。辛さに負けぬよう闘い続けていたので、味はイマイチ覚えていません (涙)。22時頃に店に行きましたが、それでもほぼ満席だったので、結構な人気店なんでしょう。

蓉城码头老火锅

成都では他には、ビルをよじ登るパンダで有名な、成都IFS (国際金融中心 Chengdu International Finance Square) にも行って参りました。お尻だけはなく顔もきちんと拝見したいため、ビルの屋上まで行って写真撮影。

パンダとのツーショットが欲しい人は20分ほど並ぶ模様。そんなもん要らんので、屋上でしばし休憩を。フロアには人工芝が敷き詰められており、また、連休中ということもあってかライブ音楽が流れる空間はとても快適でありました。

屋上で会えるパンダ

最後にご紹介するのは「双流老媽兎頭 (双流老妈兔头)」、ウサギの頭です。。ウサギの肉自体、中国国内でもあまり人気がないということですが、なぜかここ四川省ではそのウサギの頭を食するのが大人気。

見るからに食べるところが少なそうですが、頬や顎のあたりの肉をかぶりついた後、頭蓋骨をかち割って脳みそを吸い付くのが正しい食べ方なんだそう。。ボクもそれに見習って、、、とはいかず、肝心のお味は友人の友人に託しました (=お土産)!

まとめ

訪問する前はかなり期待値の高かった成都武侯祠でしたが、「成都の市街地に位置するし、いつでも来られるし」という気持ちが勝ってしまったこともあって、あまり気合いを入れて観光したとは言い難いのですが、、やはり独特の雰囲気のある場所だし、劉備の墓も見てないし・・・ (内緒)、今度は人が少ない時期を狙って再訪したいと思います。

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